Quantcast
Channel: 生理学研究所/リリース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 144

論文発表 「静寂下及び雑音下において時間規則性が聴覚誘発反応に与える影響」

$
0
0

感覚運動調節研究部門 岡本 秀彦准教授の論文が採択されました。

タイトル:静寂下及び雑音下において時間規則性が聴覚誘発反応に与える影響
”Differential effects of temporal regularity on auditory-evoked response amplitude: a decrease in silence and increase in noise”

概要:本実験では脳磁図を用いて13名の健常人を測定し、静寂下では時間的に不規則な音の方が規則的な音より振幅の大きい反応を惹起するのに対して、雑音下では時間的に規則的な音のほうが不規則な音より振幅の大きい反応を示した。この結果は抑制的な聴覚神経処理を反映していると考えられ、将来耳鳴りや聴覚過敏の理解や治療に役立つのではないかと考える。

著者: Hidehiko Okamoto, Henning Teismann, Sumru Keceli, Christo Pantev, Ryusuke Kakigi.

雑誌名:Behavioral and Brain Functions.2013, 9:44.
 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 144

Trending Articles